CNC数値制御装置 iQ Care Remote4U
株式会社服部精工

iQ Care Remote4U導入により生産設備の稼働状況を可視化。"プロセス"の把握が業務改善へと導く。

事例のポイント

  • 「iQ Care Remote4U」を導入し、夜間の稼働状況をIoTにより可視化
  • ダッシュボード機能がもたらした、生産プロセスの解明
  • メール通知機能による加工状況の把握
株式会社服部精工

株式会社服部精工

株式会社服部精工は、油圧機器部品やベアリングを始めとする精密部品の生産を行っている。
同社の特徴は加工だけではなく、後工程である研削までを一貫して実施できる点である。その優れた技術力により、1/1000mmという高精度加工を実現。建設機械・産業機械・船舶・発電所などの幅広い分野で超精密部品や複雑な製品加工・組立の注文を受けてきた。

株式会社服部精工
株式会社服部精工
取締役社長 服部 哲也氏
取締役社長 服部 哲也氏

ユーザーに寄り添う三菱電機製「CNC数値制御装置」の魅力

株式会社服部精工の高精度な加工技術を支えているのが、OKK製横形マシニングセンタ「HM500S」を始めとした工作機械である。
スピードと精度を兼ね備え、幅広い加工要求に応えることができるマシニングセンタは、多種多様な加工品を請け負う同社にとってなくてはならない工作機械と言える。

同社では、そんな主力設備であるマシニングセンタの制御装置に、一貫して三菱電機製「CNC数値制御装置」を選択してきた。
「30年以上に渡って三菱電機製のCNC数値制御装置を採用している。プログラムの組みやすさや、統一されたフォーマットなど“製造側に寄り添ったシステム”であることを高く評価しているからである」と取締役社長の服部哲也氏は語る。

三菱電機製CNC数値制御装置の大きな特徴が、1ブロックに対してMコードを複数挿⼊できる点である。この機能によって他社製品に比べて同時作業のプログラムを簡単に作成することができるのだ。
「主軸の回転指令と切削水の吐出指令など、同時に複数の作業をマシニングセンタに指示することで、作業時間を短縮できている。24時間操業の当社では、このような小さな短縮の積み重ねが見逃せないほど大きな時間となっているため、三菱電機製CNC数値制御装置のプログラムは絶対に欠かせない機能であり、当社にもたらすメリットと考えている」と服部氏は語る。

「iQ Care Remote4U」を後付けしたOKK製横型マシニングセンタ「HM500S」 
「iQ Care Remote4U」を後付けしたOKK製横型マシニングセンタ「HM500S」 
1ブロックに対してMコードを複数挿⼊できる三菱電機製のCNC数値制御装置
1ブロックに対してMコードを複数挿⼊できる三菱電機製のCNC数値制御装置

「iQ Care Remote4U」を導入し、夜間の稼働状況をIoTにより可視化

服部氏は長らく「夜間稼働を続けていると、どうしても現場の状況を生産管理者が把握できていない無駄な時間がある」と24時間操業ゆえの課題を感じていた。
「そうした“見えない時間”へのアプローチとして、IoTなど新しい技術を取り入れていく必要があるのではないか」と考えた服部氏は、三菱電機メカトロニクスエンジニアリング(以下、MMEG)に相談した。

そのような同社に対して、MMEGは「iQ Care Remote4Uのダッシュボード機能(以下、ダッシュボード)」の導入を提案した。

ダッシュボード機能がもたらした、生産プロセスの解明

加工機の稼働情報・加工予測・予防保全などをリモート管理し、パソコン、スマートフォン、タブレット上から一目で確認することが可能となるダッシュボード。導入により、最初に効果が表れたのがトラブル対応へのレスポンスである。
「現場から離れていても、機械停止など現場の状況を即座に把握することができる。トラブルなどへの対応スピードが格段に向上し、加工機を止める時間が大幅に減少した」と服部氏は振り返る。

トラブル対応への“スピード“に変化をもたらしたダッシュボードはその後、更なる効果を創出していく。それが情報の「見える化」である。

「ダッシュボードにより夜間の稼働状態を細かく見直した際に、日勤との引継ぎ前に加工機が止まっているケースがあることに気が付いた」と服部氏。
詳しく調べてみると、同社では過去の加工時間から夜間の作業量を予測し指示していたが、実は機械の調子や、作業者の熟練度などによって、予測よりも早く作業が終了するケースがあることが判明。同社は、作業指示のマニュアルの見直しに取り組み、作業者毎に少し高めの目標値を指示するよう業務改善を行い、作業効率を向上させた。
「従来は、稼働時間に対してどのような成果物が上がったかという“結果”しか見ることができなかった。しかしダッシュボードにより結果に至るまでの動き、つまり“プロセス”までが見えるようになった」と服部氏は「見える化」がもたらした大きな価値を考える。

夜勤時のトラブルなどは、朝礼による報告でしか確認することができなかったが、具体的な時間やその後の稼働復旧までの詳細が把握できるようになった。
夜勤時のトラブルなどは、朝礼による報告でしか確認することができなかったが、具体的な時間やその後の稼働復旧までの詳細が把握できるようになった。
深夜の稼働のプロセスが「見える化」されることで、適切な作業量の見直しにつながり、作業指示のマニュアル改善が大きく進んだ。
深夜の稼働のプロセスが「見える化」されることで、適切な作業量の見直しにつながり、作業指示のマニュアル改善が大きく進んだ。

「見える化」は夜勤稼働以外にも様々な「プロセス」を紐解いていく。

「稼働状態の詳細を分析すると、トラブルによる停止時間は実は少なく、待機や準備による停止時間の割合が大きいことが目に付いた。生産量だけでなく今後は、待機や準備の時間を減らして、機械の“稼働率”を上げていく必要性を感じた」とダッシュボードによって新たな課題を見つけた服部氏。現在、同社では「稼動率80%」を一つの指標として、その改善に取り組み始めている。
そして同時に、この課題へのアプローチについて服部氏は「部品ごとの待機時間や、準備時間の違いといったデータをダッシュボードによって蓄積していけば、より効率的でロスの少ない生産パターンがきっと見つかるはず」と語り、今後ダッシュボードはますます必要不可欠なものになっていくと考えている。

作業データの蓄積によって稼働率の詳細を「見える化」。 同社では稼動率80%を目標として、それを下回る場合 は、段取りや、前後工程などの見直しに着手。ボトルネッ ク改善への取り組みはより明確となった。
作業データの蓄積によって稼働率の詳細を「見える化」。 同社では稼動率80%を目標として、それを下回る場合 は、段取りや、前後工程などの見直しに着手。ボトルネッ ク改善への取り組みはより明確となった。

メール通知機能による加工状況の把握

ダッシュボードは、2021年7月より新たなサービスとして「メール通知機能」を開始した。パソコンやスマホなどの端末に作業開始や完了のアナウンスがメールとして届くことで、より手軽に加工状況を把握できるようになったのだ。

「夜勤への活用だけでなく、日勤においても新規部品など完成品を一刻も早く確認したいものもある。従来は終了時間を予測して機械の前で待機をしていたが、メールによるアナウンスを受け取ることで無駄な待機時間が無くなった」と服部氏はメール通知機能を評価している。

加工開始や、加工の終了などをメールによって知らせる「メール通知機能」。より手軽に遠隔から稼働状況の確認を行うことが可能となり、ダッシュボードの利便性はさらに向上した。
加工開始や、加工の終了などをメールによって知らせる「メール通知機能」。より手軽に遠隔から稼働状況の確認を行うことが可能となり、ダッシュボードの利便性はさらに向上した。
事務所にいながら、機械停止などの稼働状況の確認が可能となった。現場でしか確認できなかった稼働状況が遠隔で把握できるようになり、トラブルなどへの対応スピードが格段に向上した。
事務所にいながら、機械停止などの稼働状況の確認が可能となった。現場でしか確認できなかった稼働状況が遠隔で把握できるようになり、トラブルなどへの対応スピードが格段に向上した。

心強い仲間として提案に期待している

服部氏は、「MMEGとは数十年に渡る付き合いがあり信頼関係を構築できている。今回のダッシュボードも“MMEGが進めるものならば試してみよう”と導入に踏み切ることができた。そして、予想以上の成果をもたらしてくれている。会社発展のためにも、更なる提案を期待している」とMMEGの提案力に期待を寄せる。

そしてMMEGへの評価は提案力だけに留まらず、「修理対応のスピード感、カスタマーエンジニアの技術力にも大いに満足している。カスタマーエンジニアは、もはや顔見知りと言えるまでに密なコミュニケーションを取ってくれている。どこよりも早く適切な対応を受けられるという安心があるからこそ、24時間操業を続けることができている」と服部氏は語る。

MMEGは同社にとって、確かな提案力と素早いサービスによって、“24時間操業”を支える心強い味方となっているのだ。

会社の発展のためにも、更なる提案に期待
会社の発展のためにも、更なる提案に期待
企業情報:

株式会社服部精工
〒503-2121 岐阜県不破郡垂井町1463番地

事業内容:

油圧機器及び軸受けの精密部品の製造

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